ユーザーに満足を与えるコンテンツには、ページのユーザー体験指標が大切だというお話
Google検索セントラルブログにある
ヘルプフル コンテンツの作成におけるページ エクスペリエンスの影響 | Google 検索セントラル ブログ | Google for Developers
について書いていきます。
ヘルプフルコンテンツシステムという指標もありますが、あくまでもヘルプフルコンテンツについての話であり別物だという認識でお願いします。
横文字は苦手なので自分はこんな感じで言葉を捉えています。
- ヘルプフルコンテンツ:ユーザーに満足感を与えられるコンテンツ
- ページエクスペリエンス:ページのユーザ体験指標
■概要
このブログでのお話は、ユーザーに満足感を与えるコンテンツには、優れたページのユーザ体験を提供することを求めますよ。
そのためにヘルプフルコンテンツの作成に関するガイドラインにページエクスペリエンスのセクションを追加したことやページエクスペリエンスに関するヘルプページを改訂しました。
っていうことでした。
業務連絡みたいなものですが、ユーザーの満足感を与えるコンテンツを作成するには、ページのユーザー体験指標を考慮しなさいというシンプルなメッセージが隠されています。
■ユーザー体験指標を考慮するとどうなるのか
Googleはこの疑問に以下のように解答しております。
Google 検索は、ページ エクスペリエンスが平均を下回るコンテンツも含め、常に最も関連性の高いコンテンツが表示されるように設計されています。ただし多くの場合、検索語句に一致するヘルプフル コンテンツが多数存在するため、優れたページ エクスペリエンスを実現していることは、検索結果でのランキングを上げることにつながります。
Googleは常に検索キーワードに関連性の高いコンテンツが表示されるようになっていますが、検索キーワードに一致したユーザーに満足を与えられるコンテンツはたくさんある。優れたユーザー体験指標を実現することはランキングを上げることにつながるってことです。
つまり同レベルのページが存在すれば、ユーザー体験指標も順位を上げる1つの要因になるということです。
■ユーザーエクスペリエンスはどんな指標なのか
Googleのドキュメントでは以下の項目で自己評価しないさいと書かれています。
- ページの Core Web Vitals は良好な状態ですか。
- ページは安全な方法で配信されていますか。
- コンテンツは、モバイル デバイスでも適切に表示されますか。
- コンテンツに、主要なコンテンツを妨害する、またはコンテンツから注意をそらすほどの大量の広告が掲載されていませんか。
- ページに煩わしいインタースティシャルがありませんか。
- サイト訪問者がページのメイン コンテンツを容易に見つけて移動できるようになっていますか。
- サイト訪問者が、ページのメイン コンテンツとその他のコンテンツを簡単に区別できるようにページが設計されていますか。
出典:ページ エクスペリエンスと Google 検索結果への影響 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
Core Web Vitalsとはページのパフォーマンスに関する指標です。
どのくらいでページが読み込まれ最初のコンテンツが表示されるか、コンテンツがずれることがないかなどの指標です。
詳しくはCore Web Vitals と Google 検索の検索結果について | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developersをご覧ください。
インタースティシャルとは、メインコンテンツよりも手前に表示されてコンテンツの視認性が下がるような広告です。
こういった広告は実際クリック率がよかったりインパクトに影響しやすいのでやりたくなりますが、ユーザー体験を悪くします。
Googleから提示されている指標をもとに自分のサイトが指標に対して「はい」と答えられるのか確認してみてください。
■ユーザーエクスペリエンスだけにとらわれるな
皆さんご存じのように、検索結果の順位を上げるための指標はこれ以外にもあります。
Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)| Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
特に私はこの基本事項を一読することを強くお勧めします。
サイドバーにあるSEOの基礎はユーザー・クローラに向けての考え方が細かく書いてあり基本的な情報ですので抑えておきましょう。